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巻頭コラム・カメのつぶやきバックナンバー |
2004/06/08
まず、テレビカメラの数の多さに驚かされました。 スクンビット通りソイ65のワットタートーンにて、イラクで亡くなった橋田さん、 小川さんの葬儀に参列しました。 とは云っても読経の行われる堂内には遺族と日本大使館関係者しか入れませんでした。 まあ、駆けつけた報道陣の人数の多さを考えると混乱を避けるためには仕方無かったの かも知れません。沢山のお堂がある大きなお寺なのですが、そのテレビカメラの多さで、 直ぐに会場がどこかわかりました。 橋田さんを上官と仰ぐ、週刊紙上でお馴染みの“不肖・宮嶋”氏始め、高名な ジャーナリスト達も駆けつけていました。 バンコク在住の友人達も三々五々集まり、お堂の外は橋田さんらしい賑やかな集まりと なりました。なかにはわざわざ東京から駆けつけて来た方もおられます。 やがて数人の僧がお堂に入り読経が始まりました。時折洩れ聞こえるお経に耳を澄ませ ながら手を合わせます。廻りの話声が耳から消えていきます。すーっと静かになり、 心で橋田さんと会話が出来たような気がします。 ああ、来て良かった。 しかしジャーナリストの御家族は大変です。 読経を終え、焼き場に遺体を収めた後、集まった報道陣相手に記者会見をしなくては なりません。 事件発生以来何度目の会見でしょう。 ちょっとそっとしておいてあげたら良いのにと思い、橋田さんの元同僚のSさんに そのようにいうと、「うん、まあそうだけど、自分が死んだ時だけは取材を止めてくれ とは云えないよな・・・。」とおっしゃっていました。 そりゃまあそうですけど・・・。 でも、なにはともあれ、やっと住み慣れたタイの地で、天に昇っていくことが出来ました。 もう、戦場を駈けまわらなくても良いんですよ。 今度はもっと高いところから眺めていてください。そしてどうぞ心安らかに・・・。 2004年6月8日
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