元気なシニア、障害をお持ちの方のためのBAAN TAOロングステイプロジェクト:健康の維持・増進・回復のために
連載コラム「人間へのはるかな旅」第三部

■■第6回「夫婦は喧嘩するがよし」■■

2004/03/09


ロングステイのタブ一のうちの一つ、「夫婦で実践」について書いてみます。
ロングステイはいかなる国で実践しようと夫婦で行動して下さい。
私はタイでロングステイを楽しむ人の全てを知っている訳ではありませんが、
単身でタイで暮らす人がいることは確かです。
元々が単身者であれば別に何も言うことはありませんが、何らかの事情で
夫婦が日本とタイと別々に暮らす例には何となく違和感を感じてしまいます。

それは若い時には色々あったでしょう。
喧嘩もしたし、失楽園騒動もあったに違いありません。
だが、人生の晩年は一緒に暮らそうではありませんか。

第一、いい年をした男が毎日一人でメシを食うなんて、侘しくて哀しくて..。
余計なお世話かもしれませんが、とても見てはいられません。
そうすれば必ずタイは魅惑的な国ですから、寂しさに耐え切れず誰かと同居
することになる...さすれば人生に新しい難問が生じることは確か。
また別な切実な問題として、もし誰もいない夜中に倒れたらどうしますか。
日本の連絡先も分らない、倒れた人が誰かも分らないなんて。

実は私も 70歳台でチェンマイで暮らす、そういう人を一人知っている。
散々文句を言いましたが、「家庭内離婚だから一緒には住めない」とのこと。
ロングステイ下見の時にわがマンションにも来た人なので、仕方なく1ヵ月に
2回くらい、ちゃんと生きているかどうか確認の電話をしています。
だから、こういう人は自分が考えている以上に周りにも迷惑をかけている。
私などは血の気が多いので、「しっかりせんかい、ボケッ!」なんて平気で怒り
ますが、普通の人は黙って離れていってしまいます。
まあ、それでも夫婦別々に暮らしたいなら仕方ありませんが、私は面倒をみた
くありませんので、どうぞ他の親切な人を頼って下さいましな。

  結婚して 3日間は男も女も夢中である
  3ヶ月間はお互い相手を研究する
  そして 3年間はやさしく愛し合う
  あとの 30年間は、ともども我慢しあって生活していくものである
  このあと、30年間、お互いすっかり鼻についてから、夫婦の本当の愛情が
  わき出してくるものだ
                 英国の作家、オスカ一・ワイルド

お互い愛しているだけではいけません。
お互いに相手をどんな必要としているかを認識することが最も必要なのです。
そしてそれを異国の空の下で認識できたら、人生も捨てたもんじゃない。
そこに至るまで、夫婦は大いに喧嘩するがいいのです。

余 談
ロングステイ希望者の方によく聞かれる質問ですが、「ロングステイ実践者同士
の横のつながりはあるのですか?」
実は日本人会のように公式なものはありませんが、同好会のようなものはバン
コクにもチェンマイにもあります、私は入っておりませんが。
もともと自由を求めてきた人たちですから、縛られるのを嫌う人も多いのです。

ロングステイを楽しむ人たちのつながり、これは私たちにとっても課題です。
今は日本におけるロングステイの裾野を広げる時で、もっと実態をPRすべき。
テレビ番組の紹介だと、どうしても見る人の受けを狙って真実が伝わり難い。
PR方法も顧客分析をして、重点的(地域、対象相手)に実施した方がいい。
その時はタイ政府観光局の支援が絶対に必要ですし、タイで実践している方々
の協力も必要です。
誰かがもう動き出してもいい、日本の熟年世代の皆さまに幸せを売るために。
ただ面倒くさくてね、私はプ一ルサイドで寝ているのが一番いいんで、私自身は
動く気はありません。



(このコラムの前シリーズのバックナンバーは現在整理中です。順次公開していきます。)

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