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連載コラム「人間へのはるかな旅」第三部 |
2004/08/13
「人間へのはるかな旅」ここにお約束の50回を迎え、無事に 終われることを心より御礼申し上げます。 海外でロングステイを具体的に計画されている、または希望 している多くの熟年世代の皆様にとって、このコラムに多少な りともお役に立つ項目があったなら、私にとって望外の喜びで あります。 尚、「人間へのはるかな旅」第四部はありません。 今後、私がバ一ンタオ通信に何かを寄稿することもありません。 このコラムで海外ロングステイで私が考えていたことは全て書き 尽くしたつもりですし、新しい観点から書くのなら書き手を代えた 方がいいと思いますので、バ一ンタオ氏からも再三の強い要請 がありましたが、ご辞退させていただきました。 しかしながら、これでサヨナラも味気ないので、もし私に「生活者 としてのロングステイに関する質問」があったなら、私にご連絡下さい。 私の分る範疇で誠心誠意お答えさせていただきます。 8月1日満月の夜、タイはカオパンサ一(入安居)という仏教の日。 私はバンコク最高の日本料理店で、ある美しい淑女と食事を楽し んでおりました。 その部屋には美しい牡丹の花の絵が飾ってありました。 私がその絵を見ながらさりげなく 「白牡丹といえども紅(べに)ほのか」 と一句口ずさんだところ、その淑女に 「イケメンはん、それは紅(こう)ほのか、と詠むんどっせ」 と言わてしまった。 なるほど紅(べに)じゃ少しくどいな、紅(こう)ほのかの方が、 白牡丹の気品をよく表しているなと感心した次第。 「よく知っているね」 「わては虚子が好きなんどす」 こんな会話は20代や30代ではとても出来まい。 老いてこそ人生、希望ある限り貴方の青春は続く。 私は淑女の美しい顔を見ながら、そっと昴の一節を口ずさみました。 せめてあざやかに この身を終ろう 《人間へのはるかな旅・全完)
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(このコラムの前シリーズのバックナンバーは現在整理中です。順次公開していきます。)