| 元気なシニア、障害をお持ちの方のためのBAAN TAOロングステイプロジェクト:健康の維持・増進・回復のために |
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連載コラム「人間へのはるかな旅」第三部 |
2004/07/23
ここ10日間ばかりに、何組かのロングステイのお客様がバンコクに お出でになりました。 今日はその方たちとの交流を通して、皆様方が気づかない私たちの 裏の行動をご紹介したいと思います。 最初は東海地方の某県から来ましたAさんご夫妻。 この時、ちょうどバ一ンタオ氏は障害者の方のツア一に付きっ切りで、 私にドンムアン空港への出迎えを依頼してきました。 バ一ンタオ氏が言ってきたのは、「○時○分着、Aさんご夫妻」だけ。 「便は?」 「忘れた!」 まあ、名古屋から来る便は決まっているので、到着時間さえ分かれば いいやと思い、「私が会ったことがある人?」と聞いた。 「バンナのマンションに一度行きました、奥さんは美人」 そう言われても、私も百組以上のお客さんに会っているので、一度で は顔と名前は一致しない、全部覚えている訳ではない。 多少の不安を抱えながらドンムアンに行くが、到着時間をかなり過ぎ てもAさんご夫妻は出てこない。 もしやと思ってバ一ンタオ氏に電話、「Aさんにはどちらの出口を指定 したのか?」「税関を出て右の出口」 「バカッ 死ね!」と私は怒鳴って右の出口に駆ける。 しかし、右の出口にいない!再び左出口に戻る。 その次に信じられないアクシデントがあった。 Aさんは珍しい姓です、私がAさんの看板を持って戻って来ると、妙齢 の淑女から声をかけられた。 「私はAですが、私を迎えに来た方ですか?」 「いいえ、違いますが....?」 「実は私を迎えに来た車が違うAさんを乗せて行ってしまったようです」 「貴女はどちらまで行く予定でしたか?」 「ナコンラチャシマです」 「エッ〜」私は真っ青になってしまった。 結果として、Aさんご夫妻には1時間以上も待たせてしまった。 Aさんご夫妻もおかしいと思い、違うAさんを迎えに来たタイ人運転手も おかしいと思って、一旦車に乗りながら止めたという。 今回は反省点がたくさんある。 まず税関を出て右と左、右は団体出口でバ一ンタオ氏は商売柄、右の 出口の利用が圧倒的に多い。 左は個人出口、私は家内の出迎え他、100%左の出口を使っている。 だから、Aさんご夫妻と聞いて、アタマから左出口だと思い込んでいた。 左出口から右出口までは250mくらい在り、移動している間に出てきた らと思うと、簡単に探しに行けない。 結果としてAさんご夫妻には大変なご心配とご迷惑をおかけしてしまった。 次回からは、名前、便、到着時間、右か左かの出口、そして顔写真の 用意を徹底することにしました。 顔写真については前々から「下見に来たお客様の写真は全部撮れ!」 とバ一ンタオ氏には厳命していたのですが、彼は私の言った意味を理解 していない。 今回のような事のためなのに、私は間違ったことは言わないんだぞ。 次に関東地方から36日間のロングステイで来たBご夫妻。 インド航空で来タイされましたが、珍しく時間通りに到着、私は第1タ一ミ ナル、左側出口で待っていました。 ところが到着後、1時間経っても出てこない、また不安になります。 Aさんご夫妻の例もあったので、右出口に行きましたがいない! インフォメ一ションで、インド航空にBさんが乗っていたかどうかの確認 を頼もうかと思った時に家内から電話。 「Bさんが1時間も待っているそうです」「第2タ一ミナルか?」 「そうは言ってなかったけど、多分そうです」「分った、サンキュ一」 と言って第2タ一ミナルに走る、いたっ! 心配そうなBさんご夫妻、私の顔を見て嬉しそうだった。 この件はどうしたらいいのだろう。 インド航空は第1タ一ミナルですので、流れに沿っていけば必ず第1か ら出てくる、現に何人ものインド航空のお客様が私の目の前を通った。 だが、第2に行ってしまう人もいる!これは難しい問題だぞ。 でもBさんが私の電話番号を控えて来たことには感謝、もしこれがなかっ たらと思うとゾッとする。 海外に住む日本人はアクシデントに慣れていますから、それなりの対応 は出来ますが、初めてのロングステイでご夫妻だけで来られる方は不安 だろうと思います。 慣れてる私たちは我々の尺度で物事を判断するのではなく、初心者の 不安な気持ちになって行動を起こさなければならない。 今回はその事を充分に考えさせられた出来事でした。 出来事という表現でよかった、これが事件という表現になったら、私たち はかなりの後悔をすることになったでしょう。 (次回に続く)
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(このコラムの前シリーズのバックナンバーは現在整理中です。順次公開していきます。)