元気なシニア、障害をお持ちの方のためのBAAN TAOロングステイプロジェクト:健康の維持・増進・回復のために
連載コラム「人間へのはるかな旅」第三部

■■第26回「タイ南部紀行、アンダマン海に沈む夕陽編」■■

2004/05/21





12月19日(金)、9時半ホテル出発、国道4号線を北上しトランへ
と向かいます。
12時トラン着、ホテルで昼食をとって車は一路クラビ一へ。
クラビ一着は午後の3時。
蒼い海を見ながらひと泳ぎと思っていましたが、ここクラビ一で思いが
けないハプニングが三つも発生してしまった。
まず4部屋予約してあったAo Nang Beach Resort ホテルがキャン
セルされていた!
怒り狂った私はフロントと押し問答、空いていた三つを確保させて何と
か泊ることはできました。もちろんエキストラベッドは無料、グレ一ドアッ
プした部屋も予約した料金でということになりました。

夕方、海岸を散策した後、全員揃ってベンチに腰掛けてアンダマン海
に沈む夕陽を眺めます。
水平線の彼方は薄雲がかかって太陽は見えませんでしたが、6時10分
過ぎ、奇跡的に雲の合間から巨大な真っ赤な太陽がのぞき、水平線に
消えていきました。
一番ホッとしたのは私、何しろ今回の旅のスロ一ガンが
    ”アンダマン海の夕陽を見る旅,・2003”
ですから、今日見えなかったらボコボコにされておりました。
夕食は当然シ一フ一ドと思っていたら、驚くべき高価格!
バンコクより倍以上も高い。
これクラビ一価格としたら、クラビ一の先行きは暗い。
街はパタヤ並みに俗化されているし、10年前に来た時のあの静かな
面影はありません。夕食はタイ料理ですませてしまいました。

食後の散歩中に第二のハプニング、何とパラパラと雨が降ってきたで
はないか!私にとっては2ヶ月ぶりの雨で、思わず”雨に歌えば”と口
ずさんでしまった。
部屋に戻って明日の予定を地図で確認し、さて風呂に入ろうかと思った
瞬間に第三のハプニング、停電!あたりは漆黒の闇夜、道を走る車の
ヘッドライトだけが灯かりという恐ろしさ。
ソンクラ一のホテルで何となく持ってきたマッチを出して、私は哀れなマッ
チ売りの少女、なんて1本1本つけていったり、とにかく何も見えない。
約1時間後に電気がついた時、また消えるから早く風呂に入れとばかり
サッと入ったら、案の定また停電となってしまった。
その夜は都合3回の停電があって、大騒ぎのうちに夜は更けます。

12月20日(土)、9時半ホテル出発、車でアオ・ナン・ビ一チを一回りし
て国道4号線をさらに北上。
バンガ一を経て今回の目玉の一つ、私もまだ行ったことのないカオラック
に向かいます。
カオラック着が12時、切り立った山の中腹から一挙に下り、白砂青松の
海岸が幻のリゾ一ト・カオラック。
アンダマン海の真珠、Khaolak Paradise Resort ホテルで昼
食。
ランチ前に海岸を散策しますが、実に静かで青い海は波静か。
これぞタイ最後の秘境か、などと各自がうっとりと水平線を眺めています。
この美しい海を眺めながらの昼食は実にいい。
約2時間このホテルの海岸で遊んで、次回の旅行ではここに泊ろうかと
思ってしまった。
掛け値ナシにカオラックはタイ最高のリゾ一ト地です。

14時、カオラック出発、再び国道4号線を北上、今夜の泊りラノ一ンへと
向かいます。
4時過ぎにラノ一ン到着、街の外れに出て対岸のミャンマ一を望みながら、
ひとしきり私が観光案内。
その後、街に戻って今夜の泊りJansom Hot Spa Ranongホテル
着。
あまり期待していなかったホテルですが、ここはいい。温泉がある!
ラノ一ンに温泉が湧くことは知っていましたが、どうせ日本人の入れるレベ
ルではないと思っていたら、大違い。
大きな円形の風呂で熱い湯がこんこんと湧き出ている。
夕食は今回の旅の最後の晩餐となりましたが、ひとしきり旅の話題で盛り
上がって8時過ぎにお開き。
さっそく温泉に飛び込んで(9時までなので)疲れが吹っ飛んでしまった。

12月21日(日)、朝、再び温泉に入ってサバイ、サバイ。
最後に実にいいホテルに当って幸せ。
9時ホテル出発、ここからバンコクに飛行機で戻る3人と別れて一路国道
4号線をさらに北上します。
クラ地峡を経てホアヒン着は午後1時、ツア一最後の食事は海を眺めなが
らシ一フ一ド料理。
ホアヒンの海風は涼やかに旅人のほおをなで、誰もが楽しかった南部の旅
を思い出しつつ、次の旅の計画で盛り上がっていきました。 (完)

 熟年世代こそは優しさと威厳と誇りに満ちていなければならない。

 そして自分に果したル一ルに従って生きる強さを持ち、子供のよう
 
 に無邪気な夢を追いつづけよう。             

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【あとがき】 タイ南部の旅はプ一ケット、サムイ、クラビ一といったリゾ一ト地
には飛行機で簡単に行ける。
つまりバンコクからは点の旅になります。今回のような南部を一周する線の
旅は、ほとんどツア一で行くことは不可能です。
ツア一が成立しない。なぜなら観光地そのものが少ないのです。
従って南部を個人で行くことは、熟年世代にとっては非常に難しい。
今回の旅のような形で熟年世代の方々をご案内できれば、そして旅の楽しさ
を味わっていただけたなら、私も少しは皆さまのお役に立てたかもしれません。

ここで皆さまのご興味のある旅行費用ですが、夫婦で参加の場合、1万バ一ツ
/1人、単身参加の場合1万3千バ一ツで、これと同じ内容で旅行会社が催行
した場合は、多分2倍は取られるでしょう。
何しろ5泊6日、全観光、全食事付、さらに全飲み物付で、ホテルと食事は
厳選されています。
毎晩の飲み物は呑まない人が7人中3人もいながら、ハイネケン大瓶3本、
バ一ボンウイスキ一1本を空けるという凄まじさですから、熟年世代はすごい。

このように格安で催行できたのは、旅の行程は私が立案、車・ホテルの手配
もすべて私がやり、添乗員もガイドも私がやった手作りの旅だったことがあり
ます。本来旅行会社が手にする利潤はなく、添乗員・ガイドの人件費もまった
くいらないという節約型。
お陰でお土産物屋さんにも一度も寄りませんでした。






(このコラムの前シリーズのバックナンバーは現在整理中です。順次公開していきます。)

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