| 元気なシニア、障害をお持ちの方のためのBAAN TAOロングステイプロジェクト:健康の維持・増進・回復のために |
![]() |
連載コラム「人間へのはるかな旅」第三部 |
2004/05/07
前回に引き続き今回も旅の話、今日は海外旅行編です。 タイを起点として海外へ旅するのは、日本を起点とするよりはるかに いい場合があります。 私がタイから旅する国でお薦めは海はモルジブ、山はネパ一ル。 海はまず《インド洋の真珠》と呼ばれる国が三つあります。 モルジブ、セ一シェル、モ一リシャスですが、私はこの中で一番好きな 国は何と言ってもモルジブ、今までに3回行きました。 モルジブは数千の島からなる島嶼国家で、一つの島に一つのホテル。 その島も15分もあれば一周できる狭い島、だから海はホテルに泊る人 だけの完全なプライベ一トビ一チとなる。 白い砂浜、透明な海、美しい熱帯魚、そびえる椰子の木、蒼い空、まる で化粧品のコマ一シャルに出てくるような景色です。 左右に数キロ、前方も数キロ、人っ子一人いない海に横たわって空を 眺めていると、誰もが大自然と一体化したような気持ちになります。 私も世界中のリゾ一トを見た訳ではありませんが、モルジブは掛け値なし に世界一美しい海であると言っていいでしょう。 バンコクからはシンガポ一ル経由で行きます。 山のネパ一ルは現在、若干政情不安な点もありますが、人間生のあるう ちにヒマラヤ山脈、とりわけエベレストは見ておいた方がいい。 カトマンズからボカラへ行く時に、ヒマラヤ遊覧飛行をしてくれますが、エベ レストの岩壁の目の前を飛んでくれる。 もしエベレストの岩壁を登っている人がいれば、見える距離を飛ぶのです から迫力は満点。 ボカラからはマチャピチュレやマナスルがよく見える。 私が行ったのはちょうど年末年始の時で、元旦の初日の出がマナスルをピ ンク色に染めていた。 ボカラはかってヒッピ一の聖地なんて呼ばれましたが、日本の昔の田舎の 風景にそっくりです。 カトマンズの街も風情があっていい。 ぜひ海のモルジブ、山のネパ一ルは行って下さいましな。 その他は色々とありますが、一番の近場はカンボジアのアンコ一ルワット。 毎日便が出ていますので、これならバカでも行ける。 (こういう表現をするから私は嫌われる) 最近の人気はラオスの世界遺産・ルアンパバ一ン。 朝もや、托鉢の僧、鶏の鳴き声、メコンの流れ アジアの原風景はここにある、と言いたい情緒のある寺町ですぞ。 ベトナムも簡単に行ける、ここはフランス風の町、古都と様々な観光地あり。 ミャンマ一は訪れた人がすべて、「いい国だ」といいます。 何がいいか、貧富の差があまりない、ほとんど皆さんが貧乏。 だから人々は素朴、優雅、敬虔、評判の悪い軍事政権も良くやっている。 あれス一チ一さんが政権を取ったら、フィリピンのアキノ政権の二の舞になる。 古都のパゴダは美しい、ミャンマ一はいい国だぞ。 マレ一シアは東マレ一シアがいい。 コタキナバルの方へ行けば海は美しい、自然はいっぱい。 サンダカン(八番娼館という小説があった)なんて懐かしい名前の町もある。 マレ一半島の方はテイオマン、ランカウイ島などというリゾ一トがありますが、 私から見ればイマイチかな。 ペナンは海がきれいじゃないのでどうもね、それに飽きる。 私は今まで10回くらいペナンへは行ったけど、もう十分です。 インドネシアは好きになれないな、物売りがしつこくてね。 バリ島も二度行ったけど、もういい。 ボルドブ一ルも一度でたくさん。 インドネシアは治安が良くないので、あまり薦めない。 ジャカルタはつまらない町です。 フィリピンは恐くて行けない、行く気もない。 シンガポ一ルなんて頼まれても行きたくない。 あんなつまらん国に住んでいる日本人の気が知れない。 バンコク勤務からシンガポ一ル勤務に変わったヤツは、みな泣きながら行った。 さて、その他の国ではスリランカは一度は行くべき。 あんな小さな国に世界遺産がたくさんある。 ただスリランカには「タミルイ一ラム解放の虎」という反体制組織があるから、 治安の面では注意が必要です。 インドは好き嫌いがハッキリしているから、行ってから判断して下さい。 のめり込むヤツは住み着いてしまう、嫌う人は二度と行かない。 最後は中国の南部、雲南省と四川省、ここは日本から行くよりはるかに近い。 日本人の中には「中国狂い」がままいます。 そういう人は中国に20回から30回行っている。 私も一応中国は10回くらい行っていて、北の満州、西の新疆ウイグル、南の 雲南省も知っていますが、10回ではとても中国へ行ったとは言えない。 食べ物も景色も歴史も魅力的ですが、あの共産党一党支配体制がどうもね。 ここに書いた以外の国には日本から行った方がいいでしょう。 まあ、皆さんがんばって海外の旅をお楽しみ下さいませ。 自分が自分にならないで誰が自分になる (相田みつお) 余 談 先回のコラム《バンコク版、天国と地獄》にはお二方のコメントをいただきま して、誠にありがとうございます。 これで少なからず読者がいることが確認できました、御礼申し上げます。 このコラムは熟年世代向けのロングステイ・ノウハウを書いているつもりです が、お二人方のコメントは駐在員の苦労・悲哀といった観点から書かれていた ので、どうしようかと迷いましたが、一応私の考えを書いてみます。 ロングステイのコラムと違ってかなりマジで書きますので、そのつもりで読んで 下さいませ。 北海道のSさんの話の中で、取引先の某電気会社社長のエピソ一ドが載って おりましたが、これは現法(現地法人の略)社長によくあるスタイル。 《自分で現法に来れないやつはよこすな...》(他の話は略) ちょっと聞くとサムライ社長に見えますが、この人の考えは大間違いです。 私もビジネス、プライベ一トで100回以上海外渡航の経験はありますが、やは り初めての空港は緊張する、現地の人が迎えに出てくれると安心で嬉しい。 この社長だって(そういう立場に立てば)本心は嬉しいはずです。 それに、この社長の考えの大きな間違いは、私がよく話す、 《お客様あっての会社か、会社あってのお客様か》ということ。 お客様とは、実際に自社の製品を買ってくれる親会社や一般消費者だけでは ありません。 部品や材料を納入してくれる協力会社の人。 製品を売ってくれる営業の人、代理店の人、商社の人。 その製品を開発してくれる人、運搬してくれる物流関係の人。 自社で出す廃材を処理してくれる人。 これ皆さんお客さんなんです、私は少なくともビジネスマン時代そう接してきた。 だから、誰が来ようと空港へ迎えに行くのは当たり前のことなんです。 私は前記コラムの中で、空港への出迎え見送りが駐在員を繁忙にしている、 と事実だけを書きましたが、それが辛いとかイヤだとかは書かなかった。 この社長はハッキリ言って思い上がっている。 この人の部下は多分、こう言ってますよ。 「うちの社長はお客様の接待に自腹を切ったことはない、使い放題に接待費 を使いやがって、忙しいのはオレたちじゃねえか」 B財団のKさんの投書には大ショックを受けました。 と同時に、この人は駐在員時代の感性がなくなっているなと思いました。 その理由は《天国と地獄》を面白おかしく拝読した...と書かれている点。 ほかのコラムは面白おかしく読まれても構いませんが、《天国と地獄》だけ は、面白おかしく読まれて欲しくなかった。 これは私にとって痛恨の出来事でしたから、今でも笑って話せるテ一マではあ りません。 あの時、バンコクの運河に死体が浮いていたらと、思い出す度に震えが来る。 多分、現役の海外駐在員ならば、もっと身につまされて読んでくれた、少なくとも 面白おかしく、という表現はしないだろうと思います。 なぜなら、何時、自分たちにその災難が降りかかるか分らない。 それを簡単に面白おかしくなどと、不用意な表現をメルマガに書いてしまう所に、 Kさんの感性の衰えを感じてしまいました。 ということで、お礼などと言いながら文句ばかり書いてしまうところが私らしい。 これに懲りずにぜひ、どんどん批判して下さいな。 できれば枝葉末節のことではなく、ロングステイ本来のこと、このメルマガにふ さわしいテ一マでのご意見をいただければ、私としても大変嬉しく思います。
|
(このコラムの前シリーズのバックナンバーは現在整理中です。順次公開していきます。)