元気なシニア、障害をお持ちの方のためのBAAN TAOロングステイプロジェクト:健康の維持・増進・回復のために
連載コラム「人間へのはるかな旅」第三部

■■第2回「−イサ一ンの旅、第2部・誇り高きクメ一ルの文化編−」■■

2004/02/27


2月20日(金)
9時ホテル出発、そのままメコン川の渡し場にあるイミグレへと向かいます。ムクダ
ハ一ンの対岸はビエンチャンに次ぐラオスの大都市サワンナケ一ト。 将来はここに日
本の援助で第二友好橋が架けられる予定。 するとバンコクからムクダハ一ンを経て、
ラオスとベトナムを経由して中国に至る、アジアハイウェ一が完成するそうな。 私た
ちは川のほとりにあるインドシナ市場を散策して、しばしのムクダハ一ンを楽しみます。

ムクダハ一ンを出発して車は国道 212号線をイサ一ンの内陸、ウボン・ラチャタ
ニ一方面へと向かいます。 10時半過ぎ、タイ人でも知らないアムナット・チャルン県
へ入りますが、この街道沿いに前に来た時、美しいお寺さんがあったのでそこに寄ります。
小高い丘の上にある寺院、寺の人に聞いたらワット・サムラック・ム一ンというそう
な。
車は途中から国道2134号線に入り、12時コン・チアムの先メナム・ソンシ一に
到着。
ここはム一ン川がメコンに注ぐ所で、二つの色の違った川が並行して流れることか
ら、メナム・ソンシ一(二色川)と呼ばれます。 ム一ン川に浮かぶ船上レストランで川
魚のフライなどをいただきますが、川風が涼しくて実に気持ちいいランチとなりました。

昼食後、パ一・テムへと向かいますが、国立公園の入場料が外国人 200バ一ツ、
タイ人 20バ一ツにはいつもながら腹が立ちます。 パ一・テムは小高い丘にあっ
て、眼下にム一ン川、彼方にメコン川を望む絶景の地。 この丘が数百メ一トルの絶壁に
なっていて、この絶壁に 2000年 〜 3000年前に描かれた壁画が残っています。
この壁画を見るには100mくらい階段を下りなくてはいけない、挑戦したのは私を
入れて 3人。 飛ぶように一気に駆け下りて壁画を見学、そのままサルのような身軽さで
崖を駆け上り、私など V サインを出しながら、皆さんの待つ展望台に戻ってしまっ
た。

一休みしてチョ一ン・メックに向かいますが、途中サオ・チャリアンで奇岩を鑑賞し
ます。
チョ一ン・メックはタイ−ラオス間の唯一の陸路の国境。ここ 5バ一ツ払えば、ビ
ザなしでラオスのイミグレから 300mくらいラオス領に入れます。 そこに市場があって
そぞろ歩き。 帰りに免税店に寄りますが、何と!あのバラック建てだった免税店が実に大
きくきれいな店に変身しているではないか。 酒の種類も豊富、黄桜やチョ一ヤ梅酒まで
ある! さっそく皆さん、ワイルド・タ一キ一やカティ一・サ一クなど買ってご機嫌う
るわし。

夕方近く、チョ一ン・メックから今夜の泊りウボン・ラ一チャタニ一へと向かいます
が、途中に美しい湖があり、そこに悠然と水牛が草を食む光景はアジアの原風景そのもの。
ピプ一ン・マンサハ一ンという小さな町で、美しい木目調のワット・プ一・カオケ一
オに寄って見学。 夕方 5時、Nevad Grand ホテル着。 今夜もホテル内で夕食
をとります。

2月21日(土)
8時ホテル出発、中央公園へと向かいます。ここには毎年行われるロウソク祭りの山
車が置いてあり、これは彫刻といい形といいかなり壮観で、記念写真には絶好の場所で
す。
公園を後に、今日からはクメ一ルの遺跡巡りということで、まずシ一・サケットに向
かい、サ・カンペ一ン・ヤイ遺跡、スリンのシ一・コ一タブ一ム遺跡を見ます。 途中、街
道脇の露店に立ち寄り、男性陣はサソリやこおろぎの揚げ物を食べて、女性陣は悲鳴を上げ
ていました。 またマンゴ一が1kg 30バ一ツという信じられない安さで、2kg食
後のデザ一ト用に買ってしまった。12時、スリンの Thong Tharin ホテル着、こ
こでランチタイム。

昼食後、女性陣のたっての依頼で、シルクのお店に寄って買い物。 このスリンは象
祭りで有名ですが、スリン駅前や市の中央にあるスリン・バクディ一像の周りにあるクイ
族の乗る象の置物にタッチさせて、象祭りの雰囲気を味わってもらいます。
車はスリンから南へ下り、パノム・ルン遺跡へと向かいます。 パノム・ルン遺跡は
タイにあるクメ一ル遺跡の中では最大のもの、入口ゲ一トをくぐって丘に登ると、160m
先に巨大な神殿が姿を見せますが、これは圧巻。 眼下に広大なイサ一ンの平野が広が
り、彼方にカンボジアとの国境であるドンラック山脈を望みます。 神殿には細かいクメ
一ルの彫刻が施され、咲き誇りしクメ一ルの文化の偉大さを偲ばせます。

パノム・ルンを出て車は今夜の泊りナコ一ン・ラチャシ一マへ、Chomsuran
g ホテル着、5時半。 今夜はツア一最後の夜ということで、皆様から 500バ一ツづついただい
て日本レストラン黒田へ行きます。 この店はバンコク、アユタヤにもありますが、地鶏の
養鶏で有名なお店。 さっそく刺身の盛り合わせほか、地鶏の刺身、から揚げなど盛りだく
さんの料理をいただき、昨日チョ一ン・メックで買ったワイルド・タ一キ一を1本空けてし
まった。
宴会の途中に黒田の女将が挨拶に来て、シルクのバス用タオル(250バ一ツ)を紹
介したら、あっという間に10本売れてしまった。 おまけに 2本くれました。

2月22日(日)
今朝は外に出て朝の街を散策、屋台で食事をとります。 ホテル出発 9時、最後の見
学地ピマ一イ遺跡へと向かいます。ここは11世紀、アンコ一ル朝のスリヤバルマン1
世の治世に建てられたといわれます。 遺跡の中ではクメ一ル遺跡に詳しいご夫人が解
説。
遺跡の見学の後にピマ一イ国立博物館に行きます。 ナコ一ン・ラチャシ一マ周辺の
クメ一ル遺跡から出土した美術品が数多く展示されていますが、ここは中々の内容です。
11時半、今回の観光を全て終えて、博物館を出ます。 博物館の前には、1000
年も前からここにあるという池が静かに佇んでいます。

咲き誇りしクメ一ルの文化、一塵の風と共に去りぬ

見上げれば、悠々と空に流れる白い雲

(全走行距離 2600km、イサ一ン紀行・完)

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あとがき : 昨年12月のタイ南部の旅に続く今回のイサ一ン紀行、皆さん楽しんで
いただけたと思います。読者の皆様ご興味のある参加費用は夫婦参加の場合1万バ一ツ/1
人、単身参加で 13000バ一ツです。これで全観光、全食事、全飲み物付きですか
ら、費用対効果においてはこんなすごいツア一はありますまい。 参加資格はロングステイを楽
しむ人で、食べ物に偏食のない人、足腰が丈夫なら尚いいですね。 それで次の旅はいつや
るのかって?疲れたからしばらくは休みます。 何しろ行程設定、車の手配、ホテルの予
約、参加者への連絡、買出しまでが準備、その後は添乗員兼ガイドですから、鉄人の私でも
疲れてしまいます。 まあ、疲れが取れた頃に、次のツア一は考えます。
これからは週二回のエッセイで楽しんでいただきますので、それで何とかお許しを!


(このコラムの前シリーズのバックナンバーは現在整理中です。順次公開していきます。)

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